2019年09月12日
ATPIAL(PEQ15)で選べるモード
うわまたPEQの話かよ~~って感じですが、そういえばあまり触れたことがなかったので書いておこうと思いました。
ATPIALのモード選択についてです。
どんな機能があるんですか?あの青いネジはなんですか?LA-5だと違うんですか?
ということをさっくり書きます。











ATPIALのモード選択についてです。
どんな機能があるんですか?あの青いネジはなんですか?LA-5だと違うんですか?
ということをさっくり書きます。
ATPIALの種類を見分けたいだけならあまり必要ないし、多くを書くとゴチャゴチャして分かりにくくなると思って今まで書いていませんでした。
しかもレプだとこのへんはアレンジされて機能違う場合がほとんどなので余計に。
でもやっぱり理解しておいた方が役立つかもしれません。たぶん。
画像は全部実物のものを転載しています。(転載元は写真下にURL明記)
記事をわかりやすくするために、なんとかmwみたいな数字類はあえてあまり書かないことにします。
気になる方は写真下のソースURL(TNVC)へ見に行っていただけると全て分かります。
1. AN/PEQ15

L3- Insight ATPIAL (AN-PEQ-15) – Tactical Night Vision Company
OFFのポジションを基準として、レバーを上に回すとIRモード、下に回すと可視光モードです。
レバー左のIR/VISという刻印を見てもわかると思います。

Pdf Download - EOTech ATPIAL (AN-PEQ-15) - ADVANCED TARGET POINTER ILLUMINATOR AIMING LIGHT User Manual (70 pages)
AN/PEQ15のマニュアルより。
モードはこのようになっています。
VIS AL (Aim Low) 可視光レーザー
O 電源オフ
P プログラムモード イルミネーターの設定をいじくれます
AL (Aim Low) IRレーザー
DL (Dual Low) IRレーザー・IRイルミネーター
ここからはHighモード。より出力が強くなります。
セーフティスクリュー(青いネジ)を外さないとこちらには回せません。
AH (Aim High) IRレーザー
IH (Illuminator High) IRイルミネーター
DH (Dual High) IRレーザー・IRイルミネーター
外したセーフティスクリューは本体右側面に収納できます。

で、ひとつここで前回の記事の訂正があります。
前回ATPIAL-Cの項目で「LA-5すらLowだとClass1」と言いました。それは合ってるんです。
ですが、AN/PEQ15の場合はLowでもClass3でした。
上記説明書だとClass3R、TNVCだとClass3aとなっています。製造時期によって出力の変化があったのだと思います。
Lowモード時にはAN/PEQ15のがLA-5よりクラスが上みたいですね。


LA-5B
ぶっちゃけ数字の話よくわかんないんですけどなんかそういうことみたいです。すみません。
ちなみに例のLA-5モドキ形状の古いAN/PEQ15もモードは同じです。

Real or Fake PEQ 15- MORE PICS ADDED - AR15.COM
だからセーフティスクリューもひとつしかありません。
セーフティスクリューを外したときの収納位置がLA-5同様に上面になっています。
2. ATPIAL-C

L3- Insight ATPIAL-C Class1-3R IR Laser – Tactical Night Vision Company
見た目はAN/PEQ15と変わりません。
しかし、Highモードがありません。
セーフティスクリューを外せばHighモードのところまでレバーは回せるのですが、出力は変わらないままに、該当するモードが使えます。
つまりこういうことです。
VIS AL 可視光レーザー(4.6mw)
O 電源オフ
P プログラムモード
AL IRレーザー (0.7mw)
DL IRレーザー・IRイルミネーター (0.7mw, 3mw)
AH IRレーザー (0.7mw)
IH IRイルミネーター (3mw)
DH IRレーザー・IRイルミネーター (0.7mw, 3mw)
セーフティスクリューの奥まで回す意味はあるのか?
それはIHモード(イルミネーター単体)が必要な場合でしょうか。
あとはLow記載のモードと何も変わりませんので。
本来セーフティスクリューは高出力モードへ回らないように規制しておくものですが、ATPIAL-Cの場合はその意味はないものになっています。
こちらの掲示板でTNVCが回答していたのがソースです。
Introducing- ATPIAL-C (AN-PEQ-15) Civilian Legal Laser System - Page 4 - AR15.COM
2. LA-5シリーズ

L3- Insight High-Power ATPIAL (LA-5B-PEQ) – Tactical Night Vision Company
可視光にもAH(可視光レーザーHigh)が増えました。
なのでVIS側にもAHのポジションにセーフティスクリューが増えました。

LA-5にセーフティスクリューが2つついているのは下側にもHighモードが出来たからです。
収納位置が本体上面、左下になっています。
VIS AL 可視光レーザーLow
VIS AH 可視光レーザーHigh
IRモードはPEQ15と変わらないので割愛します。
UHPでも同様です。
■ちなみにFMAのレプリカは…


VIS AL 可視光イルミネーター(押している間のみ、モメンタリのみ)
O 可視光イルミネーター(切替式、オルタネイト)
P 可視光レーザー
DL 可視光イルミネーター・可視光レーザー
AH IRレーザー
全然違うやんけ
これ以外のポジションにはレバーが回りません。無理に回すと多分バキってなって壊れます。
FMAのAN/PEQ15、LA-5B、LA-5Cのレプリカは全てこうなってます。(FMA LABの2万円するLA-5Cは除く)
LA-5の場合見た目だけモード数が増えますが(VIS AH)、その場所にはレバーが回せません。
OFFモードがないって普通に危ないのでやめてほしいです。
困ります。キャップしとくくらいしかないです。
エレメントやVFCのレプリカは確かOの位置だとちゃんとオフになったと思います。
とりあえず保管時や使用しないときにはOFFポジションにレバーを置いておくとそれっぽいのかもしれません。
以上です。
読んでいただきありがとうございました!